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2021.10.12

開発品情報

名古屋版『下町ロケット』、「ガウディ計画」編のお知らせ

ロケット用バルブを開発した高砂電気工業(株)が、今度は人工心臓弁の開発プロジェクトに参加しました。下の写真が、当社が設計・製作した人工心臓弁試験装置で、このたび某大学研究室に納入されたものです。

 

装置に血液を充填した後、プッシュソレノイドで心臓と同様の拍動を起こし、装置内にセットされた人工心臓弁を動かします。弁の前後に圧力センサーが付いており、“血圧”をモニターしながら弁の寿命試験を行うことができます。担当者が1年がかりで開発し、さらにユーザー様との意見交換で半年間の改良を加え、いよいよ今月から本格的な実験が開始されます。

 

人工心臓弁 高砂電気 バルブ

 

本装置では人体内での拍動流を模した環境を再現できるため、人工心臓弁以外にも、各種人工物の血液適合性試験、細胞培養など、幅広い応用が考えられます。

 

当社では今回のように、お客様の個別ニーズに合わせた多様な流体システムの製作を行っております。実験機器の製作や、ポンプ、バルブのカスタム設計など、お気軽にお問い合わせください。

 

高砂電気工業(株)は、リアル『下町ロケット』として、下記のような媒体でご紹介いただいています。

 

宙畑「下町ロケット in 名古屋、国産宇宙バルブに挑戦する高砂電気工業の舞台裏」

経営情報(日本生命様配布ビジネス情報誌)

アイティメディア/MONOist「低毒性燃料採用の超小型衛星用スラスター開発はリアル下町ロケットだった!?」

 

※『下町ロケット』は、作家 池井戸潤氏の著作物です。