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2011.07.25

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液クロ低圧グラジエント部のコストダウンに:4連ミキシングバルブ成形版発売のご案内

 

 

CTV-2-4MICUK.jpg4連ミキシングバルブとは、4つのバルブからの4本の流路が、1箇所で合流して1個の共通ポート(写真製品の中心部)につながる構造の、マニフォールドバルブの一種です。4本の流路の長さが同じで、流量のばらつきが少なく、複数の流体を混合させる時の混合比精度が高くなるように設計されています。液体クロマトグラフ低圧グラジエントユニットで複数の溶離液を段階的に混合させる部分に最もよく使用されますが、その他にも、複数種の薬品を精度良く混合したり、あるいは1種の液体を等量ずつ分取するのに使用できます。

 

 

4本の流路の合流部の加工に精度が要求されるため、他社製を含めた従来品はほとんどが切削加工でマニフォールドを作成しており、これがコストを上げる要因になっていました。高砂電気では、高度な成形技術により、この流路部のPEEK成形を実現。ミキシングバルブを従来にない価格でご提供できるようになりました。

 

 

ctv_2_4mick_flow.jpg 

 成形のため、各流路の内壁面もとてもなめらかです。また各バルブは、個別に交換が可能です。バルブの応答時間を向上させるなどの各種オプションもございますので、詳しくはお問い合わせください。

 

仕様

CTVシリーズバルブ搭載の場合。搭載するバルブの型式によって仕様が変わります。

 

型式

CTV-2-4MICK

タイプ

2方N.C.

オリフィス

φ1.2mm

接続

M6(オプションで1/4-28UNF)

流体圧力

IN: 0 ~ 50kPa
OUT: -65 ~ 150kPa

流体/周囲温度

5 ~ 40℃

電圧

12VDC、24VDC

消費電力

3.5W×4

時間定格

連続

絶縁種別

B種

絶縁耐圧

AC1500V 1分間

接液部材質

PTFE・PEEK・

パーフルオロエラストマー(バルブ単体とマニフォールドの接続部に、ガスケットとして部分的に使用。流路に直接露出はしていません。)

 

 

寸法図とフローパターン

CTVシリーズバルブ搭載の場合。搭載するバルブの型式によって寸法が変わります。マニフォールドブロックの大きさは共通です。

 

ctv_2_4mick_dimentions.jpg

* 製品の仕様等は予告なく変更することがあります。

その他の電磁弁・ポンプ・マニフォールド製品はこちらよりご覧ください。