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ニュースリリース
2013.01.24
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当社製品がJAXA宇宙実験に使用されました
昨年12月17日、当社のピエゾマイクロポンプ(SDMP)とミニチュアバルブ(KV)を搭載した宇宙実験装置が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測ロケットS-520-28号機により、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島)から宇宙空間へと打ち上げられました。
今回のロケット打ち上げの目的のひとつが、ロケット飛行時の微小重力環境を利用して炭酸カルシウムの結晶核形成実験を行うことでした。その際、2種類の溶液を混合するのに当社の製品が使われ、計画通り実験は行われました。なお、この実験は、空気中の二酸化炭素を効率よく削減するための技術開発の一環です。詳しくはJAXAのホームページをご覧ください。
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2012/1015_s-520-28.shtml
上記リンク先にある「頭胴部タイマテスト」と題された写真で、上部に円筒形の金属容器が写っていますが、当社のマイクロポンプ32個とミニチュアバルブ16個を含む流路系が、この容器に入れられ、宇宙実験に使われました。今回は実験溶液を混合するための流体制御装置一式を、設計、製作から、ロケットの容器への格納まで、当社が実施しました。
この他にも、当社のペン型シリンジポンプ(SBP)が、NASAの実験装置に採用され、来年の宇宙実験で使用される予定になっています。また宇宙ステーション内での水の脱塩装置に当社のピンチバルブ(PK)を使用するプロジェクトも進行中です。今後も、宇宙航空分野に積極的に関与し、高品質な製品の開発・提供に取り組んで参ります。