フッ素樹脂を使ったダイアフラムバルブのトラブルで一番多いのが、混入した異物や流体の結晶粒などでシール部に傷ができ、リークすることです。
小社ではパーフロロエラストマーという耐薬品性に優れた特殊な弾性体をシール部に装着し、傷の発生を極力抑えるオプション、ソフトシールを用意しました。パーフロロエラストマーの耐薬品性はフッ素樹脂に匹敵し、分析関係や半導体関係の薬液への使用で既に国際的に高い評価が確立しています。
シール材質はパーフロロエラストマーの他にフッ素ゴムも選択できます。
【異物対応力】 弁座シール部傷防止効果
右は直径40ミクロン前後のガラスビーズを、ボディシール部分に散乱させた状態。異物流入時のバルブ内部を想定しています。
下はその状態でバルブを作動させた後のダイアフラム。(ガラスビーズは除去してあります。)PTFEのダイアフラムにはビーズによる傷跡がはっきり残っていますが、ソフトシール型ではほとんど残っておりません。
|
|
 |
↓