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周囲温度、流体温度が吐出量、再現性に与える影響

周囲温度、流体温度が変化すると、吐出量、再現性に影響を与えます。これは、接液部に 使用しているゴム部品が温度の影響を受け、硬度が変化するために起こります。周囲温度、 流体温度を変化させた時の、吐出量と再現性を測定した例を以下の表に示します。

測定型式:NRP-500P
測定条件:周囲温度、流体温度が24℃のときの吐出量を500mm3 に設定する。
(下記条件以外は標準テスト条件に従う)

表周囲温度、流体温度と吐出量、再現性の変化実測例
周囲温度、流体温度(℃)
吐出量(mm3)
再現性
10
461
+4.64%
-4.70%
24
497
+0.64%
-0.62%
40
550
+2.20%
-2.89%
 
(再現性 上段:最大値誤差 下段:最小値誤差)


参考
周囲温度、流体温度の変化による吐出量の変化や再現性の悪化を防ぐための方法として、本製品に使用しているゴム部品の材質を変更することが考えられます。
ゴム部品を使用しない状態で、周囲温度、流体温度を変化させた時の吐出量と再現性を測定した例を以下に示し ます。

測定型式:NRP-150T-1 (最大吐出量 150mm3ダイアフラム材質 PTFE、チェックバルブなし)
測定条件
・チェックバルブの代わりに、ポンプの一次側ポート(IN)、二次側ポート(OUT)に電磁弁 WTA-2T-M68(バルブボディ材質PTFE、ダイアフラム材質 PTFE)を接続。
・周囲温度、流体温度が24℃のときの吐出量を150mm3 に設定する。
(下記条件以外は標準テスト条件に従う)

周囲温度、流体温度と吐出量、再現性の変化実測例
周囲温度、流体温度(℃)
吐出量(mm3)
再現性
10
146
+0.88%
-0.84%
24
150
+0.36%
-0.46%
40
155
+0.46%
-0.32%
 
(再現性 上段:最大値誤差 下段:最小値誤差)


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