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高砂電気工業株式会社 新ホームページ

 


開発製品





 
 
チップ分析デモユニット(チップ着脱式)

     
       4.5MB / 14.3MB

    Y字流路を内蔵する樹脂チップ上で、サンプルの導入から試薬との混合、検出までの、最も基本的なプロセスを実演するデモユニットです。超小型チューブポンプでサンプルがチップに導入され、流路の長さによって定量された後、チップ内にプリセットされた試薬とともに、一対の無脈動電気浸透流ポンプによって送液・混合されます。流れは超小型バルブで制御されます。チップはディスポーザブルタイプを想定し、プレートで挟み込む形で簡単に脱着できます。
    チップに試薬をプリセットする別ユニットでは、スティック型シリンジポンプと超小型耐食3方バルブで、一定量を試薬ボトルから吸い込み、チップに注入します。
    どちらのデモユニットも、超小型コンポーネンツを駆使して、40×50×125mm程度のコンパクトサイズに仕上げました。
     
    フロー図
         

     試薬プリセット用デモユニット

     

     チップ分析デモユニット

     
    流体の流れ
     
             

    試薬注入

     サンプル導入

    混合

       



 
 
スティック型シリンジポンプ(開発中)

     
       1.9MB / 6.0MB

    【特徴】
    直径8.8mm、重さ18g(25μlタイプ)と超小型軽量でありながら、ステッピングモーターを内蔵したシリンジポンプで、分解能は10nlです。ポンプ容量は25μlと50μlの2種類があります。超小型3方バルブを搭載できます。
     
    【仕様】
     
    容量 25μl 50μl
    分解能 10nl 10nl
    アクチュエーター 2 相ステッピングモーター(減速機付き)
    接液部材質 PMMA(バレル)・PTFE(チップ)・SUS(ニードル)
    外径寸法 φ8.8×L83.9(ニードルを除く) φ8.8×L109.9(ニードルを除く)
    質量 18g

    22g

     
    【外観図】
     
            

※製品の仕様、寸法等は予告なく変更することがあります。



 
 
極小型耐食電磁弁 FV-3シリーズ(開発中)

    【特徴】
    ・外形寸法が4.2mm×9mm×31mm*1
    ・ダイアフラムバルブです
    ・内部容積はわずか 4.3μl*2

    *1:FV-3-N1Gの寸法、リード線引き出し部除く。
    *2:FV-3-MFGの数値です。FV-3-N1Gは8.1μl、になります。
     
    【外観図】

     

    FV-3-N1G 外観図

    FV-3-MFG 外観図

 


 
 
ソレノイド式スライダーバルブ (特許出願中)

   1.3MB / 5.8MB

流路が内部でスライドする構造で、分析や分注の精度低下に繋がるポンピングボリュームを限りなくゼロに近づけたバルブです。
また流路部以外の余計な内部容積もなく、液体の置換性に優れています。
耐圧も大幅に向上しているほか、サンプルのインジェクターにも応用可能です。材質はPTFE等。

●内部構造イメージ図








フィルムマニフォールド (特許出願中)
   1.1MB / 5.1MB

★微小流体制御デモビデオ >>> 698KB / 2.5MB … 超小型電磁弁FVシリーズとフィルムマニフォールドで構成

ポリイミドなど、耐食性に優れた樹脂フィルムの接合で微細流路を形成した、小型軽量マニフォールドです。
従来のアクリル接合マニフォールドに比べ大幅にサイズダウンが可能であり、耐食性に優れています。
また、厚さわずか75μmと非常に薄いため、次のような特長があります。

@曲げることが可能
A流路の温度調節が容易


●アクリル接合マニフォールドとの比較



フィルムマニフォールド


アクリル接合マニフォールド

 (フィルムマニフォールドは株式会社SOHKiとの共同開発製品です。)







   1.2MB / 5.5MB

特長
・外形12.6×25.4×36.9mmと超小型です(ポンプユニット部、ただし突起部を除く)。
・バルブの開閉時間をコントロールすることで、マイクロリットルオーダーの微量吐出が可能です。

ユニット構成
薄型マイクロポンプSP-300 1台と小型バルブFV 3台で構成されています。
フローパターンは以下の図の通りです。

タイムチャート
時間tの制御により吐出量を変更することが可能です。







薄型マイクロポンプ SP-300 (特許取得)/SP-100


●SP-300 ●SP-100

※本製品は試作段階です。

【開発の背景】
生化学、免疫などの医用分析装置、遺伝子の識別や細胞の培養・操作に関する生命工学研究機器などにおいては、近年装置の小型化が進むとともに、精度の向上や検体・試薬の微量化が必要とされています。また、近年急速に開発が進展している携帯用小型燃料電池においては、低電圧・低消費電力で駆動可能な小型送液装置が待ち望まれています。
こうした中、弊社はこれらの課題を克服した新たな小型ポンプを開発いたしました。リチウムイオン電池や乾電池で駆動する小型機器に最適です。

【特長】
・ポンプ特有の騒音がない『無音』ポンプです。
・厚さわずか5mm(SP-300は6mm)の『超小型』ポンプです。
・DC電源で駆動可能な『低消費電力』ポンプです。
・SP-300は呼び水不要の『自吸式』ポンプです。

【仕様】
●SP-300
外径寸法:6×16×41.2mm (突起部含まず)
吐 出 量:6mm3/回
全揚程:500mm
●SP-100
外径寸法:5×15×20.5mm (突起部含まず)
吐 出 量:2mm3/回
全揚程:500mm

【推奨動作条件】
●SP-300
電 流 200mA
周波数 0.75Hz
●SP-100
電 流 250mA
周波数 1Hz

※定電流での駆動を推奨します。定電流駆動の場合、駆動回路が必要となります。




小型バルブ SMVシリーズ (特許取得)



4×16×16.5mmのコンパクトサイズです。動作頻度0.5Hz以下(常温時)でゆっくり動きます。
マイクロリアクターへの送液など、急激な流体移動を嫌うアプリケーションに適します。

仕様
タイプ 2-way N.C.
オリフィス φ0.4
流体圧力 IN:0〜80kPa
OUT:0〜30kPa
流体温度 5〜40℃
周囲温度 5〜40℃
電流 200〜300mA
時間定格 連続
動作頻度 0.5Hz以下 (常温時)
材質 バルブボディPPS or PEEK
ダイアフラムパーフルオロエラストマーor FPM
ガスケットパーフルオロエラストマーor FPM
サイズ 4×16×16.5mm





微量VOCガス用濃縮装置 NIT−4



(装置組み立ての一例)

希薄なガスサンプルの濃縮をループ形状の捕集管中に高効率に冷却濃縮するため のトラップシステム。
同時にそのままオンラインGC注入ができます。
1 サイクルは45 秒で可能です。
微量VOCガスの濃縮とクロマトグラフ分離分析に最適です。

この装置は、名古屋工業大学 津田研究室との共同研究により開発されました。

【機器構成】
1) 流路構成部
多数のフッ素樹脂製電磁弁によりガス流路(キャリアガス、サンプルガス等)切り替えを行います。
2) トラップ部
内部容積0.1 〜 0.2ml の特殊ステンレススチール細管(他の材質はオプション)により構成されます。特殊ステンレススチールトラップ管に電流を流すことにより、温度設定と温度検出を同時に行うことが可能です(特許出願中)
3) 自動動作制御部

型式

微量VOCガス用濃縮装置 NIT-4

定格電源

AC100V 5A

捕集管体積

0.1〜0.2ml(1点設定)

接続

標準ガスクロマトグラフに接続可能(接続部はオプション)

ガスサンプル
自動導入装置

50ml/min

捕集方式

低温凝縮捕集

冷却方式

直接式(*1 オプションにより自動化)

冷媒

液体窒素(オプションにより液体炭酸ガス)

昇温速度

20℃/秒 以上

装置のサイズ

自動動作制御部:300×150×225
流路構成部(トラップ部含む):290×250×60

オプション

*1液体窒素自動供給装置
この液体窒素自動供給装置はトラップ回路を封入しており、測定に必要な液体窒素を自動供給して冷却処理を行います。
これまでにないミニサイズのクライオスタットとして使用できます。(特許出願中)
サイズ85×25×40
液体窒素使用量は1回の測定で約50ml


【従来方式との違い】
この微量ガス用凝縮装置NIT - 4は、トラップ管と呼ばれる0.1 〜 0.2ml の特殊ステンレススチール細管を冷却することによって凝縮捕集を行い、そのまま自動的にガスクロマトグラフにオンライン注入することができます。

【利点】
1:サンプル捕集時間が約30 秒と短時間で約1000。 倍の高倍率の凝縮ができる
2:一回の測定に必要なサンプルガスは1 〜 50ml と少ない。
3:トラップ管温度を任意に制御できるので、サンプル捕集条件を最適化できる。
4:吸着剤を使用しないので、吸着剤による物性の変化がない。
5:液体窒素により極低温に冷却しているので、沸点の低いVOCのトラップが可能。また分析結果のピークもシャープになります。


▼本装置をGC(FID検出器)に接続して分析した結果、このように精度の高い分析ができていることがわかります。
測定ガス
室内空気 10ml
測定条件カラム:HP INNOWAX 内径0.25m 長さ30m
キャリアガス:He 79 kPa

■ 納入実績
 愛知県産業技術研究所




製造元 : (株)ケムコ
総販売元 : (有)ピコデバイス
◆リアルタイムで微量送液の測定が可能

◆液体に接触しないダイレクトモニター方式

◆流量データをPCに取り込み可能



流量モニタリング装置として毎分ピコリットル、ナノリットル、マイクロリットルの流量範囲を精度良く、くり返し測定できるピコフローモニターです。
この流量モニタリング装置は、第一にキャピラリー液体クロマトグラフィーへの適用を目指していますが、いろいろな分野で使用できます。


■クロマトグラファーにとって微小流量モニタリングは必要

 液体クロマトグラフのカラム流量は、分離された試料成分の保持時間に直接的に関連します。クロマトグラフィーではこの保持時間がピーク同定の基本情報であり、もし流量が変動して保持時間が変動すると、試料成分の同定が不確定になります。
 例えばミクロ・キャピラリーカラムではμL/minからnL/minの流量が用いられます。この流量変化をリアルタイムに測定し、流量の安定性と保持時間の信用性を増す必要があります。すなわち、カラム出口側における連続的な流量モニタリングはミクロ・キャピラリーLCシステムにとって必須の装置です。

適用分野
流量測定:毎分マイクロリットルからピコリットルまで、液体ポンプ、燃料電池、マイクロTAS、液体クロマトグラフィー(HPLC)、質量分析計(LC/MS)との結合、キャピラリー電気泳動等


■仕様
流量範囲
    <キャピラリーサイズ>      <測定範囲>
 (1)    75μm        50.0 〜 2500nl/min
 (2)    100μm        100 〜 4000nl/min
 (3)    150μm        300 〜 8000nl/min
定格電源
 AC100V
圧力
 100 〜 300kPa
接続
 10-32UNF
モニター表示
 液晶流量表示 (nl/min)
インターフェース
 RS-232C (PC上にエクセル流量情報を収得可能)
対象液体
 光の透過する液体、沸点 40 〜 150℃
 例:エタノール、メタノール、水、アセトニトリル及び混合液体

■ ピコ流量モニターの原理

 図1にピコ流量モニターの構成を示しました。微小口径をもつ溶融石英キャピラリー管を流量測定用の中空管として用います。

@A点を極部加熱します。

AA点の極部加熱により生じた管内流体の物性変化はゾーンとして流れていきます。

B物性変化のゾーンは、管中を移動してB点に到ります。このB点でこの物性変化を信号として捕らえます。

C測定を連続的に多数回行い、流量の時間変化の信号を得て、これに基づいて試料保持時間の流量測定に基づいた補正信号、ポンプ作動への補正信号が得られます。

 AB間の距離を調整することにより、毎分マイクロリットル、ナノリットル、ピコリットルの測定が可能になりました。


図1.マイクロ〜ピコリットル流量モニタリング

 

 

 

セラミックス製分析チップ

 

 
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