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フロースルー構造について

 

フロースルー構造は、複数のサンプルを共通流路内に注入する場合に、コンタミネーションを防ぐ効果があります。

左側が通常のマニフォールド構造で、右側がフロースルー構造です。


  1. どちらのマニフォールドも、左側面から右側面に共通流路があり、バファー(青色)が流れています。

  2. 電磁弁をOPENすることでマニフォールド正面の個別ポートからサンプル(赤色)が共通流路に注入されます。

  3. 通常構造では、垂直の流路内にサンプルが残ってしまうため、次のサンプルが流れてきたときに、接している部分でコンタミネーションが発生します。
    対して、フロースルー構造の場合は、垂直の流路が無く、サンプル間でのコンタミネーションが発生しません