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2020.09.15

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“海の貴婦人” 帆船「海王丸」様から問い合わせをいただきました

 

9月2日、伏木富山港・海王丸財団様から、当社製品のお問い合わせをいただきました。帆船海王丸の発電機の燃料制御部に取り付けられていた当社製ソレノイドを、31年ぶりに交換されるのだそうです。

 

海王丸(初代)は、“海の貴婦人”と称される日本を代表する大型帆船で、1930年進水。商船学校の練習船として数多の海の若人を育てて来ました。1989年に現役を引退し、今は富山新港の海王丸パークに係留されて、現役当時と変わらぬ美しい姿が公開されています。

 

海王丸 ソレノイド 高砂電気工業

海王丸パーク公式ホームページ

 

当社製ソレノイド(写真下)は1989年の係留保存決定時に、新規に取り付けられたそうです。少し痛んだ銘板に月日の重みを感じます。 今はバルブ、ポンプ等の流体機器を主力製品とする当社ですが、61年前の創業時は汎用のソレノイド(電磁石応用作動機構)が主力で、それが高砂電気工業という社名の由来でもあります。当時はDurability(耐久性)を製品のモットーにしていましたが、31年も無事に使っていただけて、メーカーとしても大変うれしいことです。

 

海王丸 ソレノイド 高砂電気工業

 

ちなみに当社製品は、無人潜水機「ハイパードルフィン」に積まれて深海まで行ったこともあります(企業PR動画「世界に頼られる、問題解決力。」Case 2)。深海から帆船、そして宇宙船まで。高砂製品のご利用領域は、我々自身の想像すら超えて広がっています。

 

✻写真はいずれも公益財団法人伏木富山港・海王丸財団様からご提供いただきました。ありがとうございました。
 本記事もそのご承諾を得て掲載しております。