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技術情報 減圧回路 H

減圧回路 (Hit & Hold Circuit)

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電磁弁は、一旦駆動電圧で動作をさせた後は、供給電圧をある程度落としても、OFF状態に復帰せず、ON状態を保持する性質を持っています。このようにON状態を保持させる電圧を保持電圧と呼びます。保持電圧を利用することで、以下のように電磁弁の様々な性能を向上させることができます。


  1. 消費電力の低減
  2. コイル発熱の抑制
  3. 動作の高速化
  4. 高耐圧力化


減圧回路は、内蔵されたタイマーの設定により、駆動から一定時間後、自動的に供給電力を保持電圧のレベルまで減圧します。リード線の途中に組み込み可能なほか、コイル部ケーシングに内蔵可能な機種もあります。目的に合わせた具体的な使用方法は、事前にお問い合わせください

 

タイミングチャート

 


電源電圧(Vi)を供給すると、遅延時間(Td)後に回路に出力電圧(Vo)が供給されます。回路で設定された起動時間(T1)後、電源電圧の供給が停止されるまでの保持時間(T2)の間、PWM(Pulse Width Modulation)制御により、電圧値を平均化し、実質的に減圧します。


仕様

 

入力電圧範囲

5VDC~27VDC

起動時間

100ms、300ms

減圧時の平均出力電圧

入力電圧の30%、40%、50%

 

外径寸法

 

  circuit3.jpg 

 

 

注意事項

        
  • 電源電圧などの仕様を守ってご使用ください。
  • 電源電圧には極性があります。正しい極性で印加してください。
  • 電源電圧のオン・オフをタイミングチャート以上に繰り返さないでください。


減圧回路を標準装備したXTAシリーズもご用意しております。


XTAシリーズ一覧:
https://takasago-elec.co.jp/products/p11555/

 

 

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