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CASENo.16

航空宇宙

カスタマイズで不具合克服、いざ宇宙へ!超小型スラスターバルブ

Howe Industries社 は、米国アリゾナ州で人工衛星など宇宙機における推進系を開発しているスタートアップ企業です。


推進系とは、衛星の軌道や姿勢を制御するために使用する小型のロケットエンジン(スラスター)を含むシステムのことで、彼らが開発中のスラスターに当社の超小型バルブHVAシリーズの搭載を検討いただいています。


このスラスターは、従来から使用されているヒドラジンなどの有害な推進剤を使用せず、主に水を使用しているため、超小型衛星の需要が高まる中、環境への配慮や効率化が期待されています。


信頼性がより必要な宇宙用バルブ

該社は、以前当社以外のバルブを使用していた際に、バルブの接続部長さが合わないため、購入後に社内で接続部(パイプ)を切断してから装置に組み込んでいました。


しかし、切断時に発生する切粉がバルブ内部に入り込み、バルブの正常な動きを阻害したことがありました。特に正確な制御が必要とされる宇宙用バルブにおいて、このような異物の発生は致命的です。


課題と解決

Howe Industries社は当初、当社のバルブのパイブも社内加工するつもりでしたが、当社でパイプの長さを希望通りにカスタマイズして提供できると伝えたところ、大変喜んでくれました。
彼らは内部加工の手間を省き、信頼性の高いバルブを装置に組み込むことができます。


このカスタムバルブがスラスターに組み込まれ、近い将来に実際の宇宙飛行が可能になることを願っています。



上:パイプ部の長さをカスタムしたHVAシリーズ

下:標準のHVAシリーズ


Howe Industries社ホームページはこちら

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