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ゼロデッドボリューム型構造の電磁弁

【内部容積】

内部容積とは、正確にはバルブ内部に受容される流体の全容積を言いますが、特に弁座の周囲(ダイアフラムの下)には弁室と呼ばれるドーナツ状の空間があり、多くの場合この空間の容積が内部容積の大半を占めます。構造的にも弁室部分には流体が滞留しやすく、「デッドボリューム」とも呼ばれます。ここに滞留する流体が、流体の純度・清潔度を低下させる場合があり、分析精度の低下等の問題が発生します。小社は弁室の容積をゼロにし、液溜まりを極限まで減らしたゼロ内部容積構造を開発、改良を経て製品化しました。

 

【ゼロデッドボリューム型構造の長所】

 従来型とゼロデッドボリューム型

 

 

  • 液体がバルブ内に溜まりにくくなり、クロスコンタミネーションによる純度の低下を防ぎます。また、洗浄性も大幅に向上しました。
  • バルブ内部の総容積が大幅に減少したため、試薬・サンプルの量を少なくできます。
  • 滞留箇所が無くなったので気泡を排出し易くなりました。
  • シール部分にはテフロンと同等の耐食性を持つ弾性素材FFKMを使用しています。これにより、異物噛み込みの傷によるリークを防止する効果も持ち合わせます。

 

 

【ゼロデッドボリューム型構造の短所】

パーフロの弾性余効により、通電時間が長いと流量に若干の減少が見られます。



【電磁弁の内部容積の分析精度に対する影響】

ゼロデッドボリューム型構造をガスクロマトグラフの濃縮装置に使用した場合の分析結果です。分析精度が向上されていることが分かります。


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【ゼロデッドボリューム型構造ダイアフラムバルブ対応機種】

 

 

【内部容積比較(MTVシリーズ)】

ゼロデッドポリューム.png

ゼロデッドボリューム型構造の内部容積は、バルブ内の必要不可欠な流路部分の容積のみから構成されています。

 

 

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